シドニー五輪('00)準決勝1
Marcos ESP 5-5 RUS セット攻撃 アウトサイドシュート 3P シーン全体

ゴール正面から ゴール後方から

<解説>
トップと右45度の2人のディフェンスがフローターへボールが入るのを阻止しようとしているのに対して、そのポジションのオフェンスが数回パスを回し、フローターへのパスやシュートを伺いながらディフェンスを動かしている。この時のディフェンスは、フローターへのパスを阻止すると同時に、いかにシュートコースを遮断するかも大切である。右45度のディフェンスは、ボールが自分のオフェンスにない時はフローターに寄り、ボールが渡るとゴールポストの右側のコースを遮断するように手を高く挙げている。そこでパスがトップのMarcos(ESP)選手に渡るのであるが、ディフェンスとの距離がかなりあるとみて、パスを受けるとためらわずにシュート体制にはいる。「打たれる」と感じたディフェンスは、精一杯の防御で両腕を思いっきり挙げるが、Marcos(ESP)選手は、クイックなフェイク動作を一度入れて、ディフェンスのタイミングを外しシュート。左下でバウンドしてゴールインした。

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